絵本の記事を書く時には著作物の2次使用に注意

育児関連で紹介したい事があれば、何でも書いてます。
先日こちらの記事を書きました。
その後、あっあれもと思って書くためのネタを集めてた時に気付き、今回勉強になったのでご紹介。
いゃー、簡単に写真使っちゃダメですよ。
著作権は大事よ
では、いってみましょう。

きっかけは何気ない妻の指摘

読み聞かせの絵本とか紹介すると、いいよねと思って記事を書きました。
自分も長男の時に苦労したので。
その時に自分が思ったのは
「こんなところが、ほら面白いでしょ!」
って絵本の1ページも紹介したいなと。
文字だけよりも、イメージしやすいじゃないですか。
そう思って写真撮ってるのをみた妻から、
「本のページそのまま写真でのせるの著作権でアウトじゃない?」
って。
あーーー
って感じですよ。
言われてみればと言う事で。

調べてみると怪しい

グーグル先生で調べてみると、色々出てきました。
もちろん絵本紹介のプログやってる人もいるのでそんな人が書いてくれてます。
結論、
「ともかく出版社に問いあわせろ」
です。

僕がやりたかったこと

僕が読み聞かせの本を紹介するのに、使いたかったのは次の2つ

  • アイキャッチと本文に本の表紙の写真を使う
  • 子供が気に入った1ページを写真を使って紹介する

アイキャッチはやっぱりなないと味気ないし、本ならその本を使いたいじゃないですか。
お気に入りのページもあれば説得力出そうだし。

出版社のWebページを調べてみた

お気に入りの本はそんなにたくさんないですし、今時点書こうと思うのか絞れてたので、そのWebページを確認してみようと。
まずは記事をすでに書いてしまった、福音館書店さん。
https://www.fukuinkan.co.jp
こんな文言がありました。

雑誌、広報誌、ブックリスト、冊子、ホームページなどで、おすすめの作品として、紹介文と表紙をあわせて紹介したい。
加工しないそのままの形での表紙画像の使用については、書名、著者名(文、絵、訳など全て)、出版社名(福音館書店)をご明記いただければ、許諾は必要ありません。小社ホームページの表紙写真データであれば、コピーしてお使いいただいても結構です(但し、小社ホームページ上のデータはWEB用のデータであり、印刷用のデータではありません)。また可能であれば、掲載物ができあがりましたら郵送で小社広報宣伝課宛に1部お送りください。
引用:福音館書店 著作物の二次的使用についてより

うーん、ページ紹介は怪しいなぁ。
問い合わせ先は、、、何と!!
電話かFAX!
これは参りました。。
メールとかじゃないんだ。。。
仕方ないので、電話します。
担当の方にすぐ繋がってこちら事情を説明。
いただいた回答は、
「表紙だけなら、作品名、作者、出版社を明記してれば、オッケー。中身は確認が必要なんで申請書だして下さい」
との事。
おぅ、やっぱり厳しいですね。
でその申請もWebみるとFaxか郵送。。
うーん、、
思い切って、
「メールとかじゃダメですか?」
と伺うと、心優しい担当の方で、その場で僕のメールアドレスを聞いて、自分のアドレスからメールを送ってくれました。
もし、申請したいものがあればこちらに送ってくださいと。
助かります!!
続いては、ブロンズ新社さん。
http://www.bronze.co.jp
こちらもWebページでこんな説明があります。

○許諾申請が必要ない場合
下記の場合については、許諾の申請は必要ありません。
書誌情報(タイトル・著者名・画家名・訳者名・出版社名)を明記・紹介してください。
・営利目的でない(読者から入場料を徴収しない、報酬が発生しない)
 「おはなし会」や「読み聞かせ会」での使用
・無料で配布される、ブックリストや図書館だより、ホームページへの表紙掲載
・学校の授業でコピーして使う
引用:ブロンズ新社お問い合わせページより

うーん、いけそうだけど、怪しい。
ということで問い合わせしておくことに。
ここはメールで問い合わせができるので、メールで問い合わせしました。
営業日に返信が返ってきて、問題なしの返答をもらいました。

ちゃんと確認したほうが堂々とできるよね

ということで今回僕がやりたいことに関しては、福音館書店さんは申請、ブロンズ新社さんは何もなくてオッケーとなりました。
出版社によって対応が様々であることがわかりました。
で、中には、
「わざわざそんな個人のブログなんて確認してられないんだから調べたり申請しなくたっていいじゃん」
って思う人もいるかもしれません。
では、あたなのブログがリンクではなく、全文パクられたり、一部を全くそのまま同じように使われていたらどうですか?
平気でいられますか?
きっとその相手に「削除してくれ」とか「引用元を明記してくれ」とか伝えるんではありませんか?
それと同じです。
絵本を書いた作家さんも一生懸命、子供達が楽しく読んでくれることを願ってかいたはず。
それを本人が意図しない形で紹介するのはよくないかなと。
決まりがある以上、それをきちんと守っておく方が自分の身も守れますし。
それにあとから
「あなたの書いた記事、著作権を侵害してるんで全部対応してください」
って言われたら色々大変じゃないですか。
消したり、アクセスが減ったり、説明したり。
だったら事前にできることはやっておきましょうと。
ということで絵本の記事書くときは著作物の2次使用の条件をちゃんと確認して対応しましょうというお話でした。

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